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本の紹介をしています。

京大芸人 京大少年 感想

タイトル 京大芸人

著者 菅 広文

発行所 株式会社講談社

定価 本体1400円+税

 

タイトル 京大少年

著者 菅 広文

発行所 株式会社講談社

定価 本体1400円+税

 

2008年~2009年にかけて発売されたお笑い芸人『ロザン』の菅さんが書いた自伝小説です。高校時代の友人である相方の宇治原史規さんの学生時代のエピソードやお笑いコンビを組むことになったいきさつなどが書かれた本になります。京大芸人がパート1、京大少年がパート2みたいな感じになります。文字が大きく、文字数もあまり多くないのでサクッと読めます。私は一冊当たり2~3時間くらいで読みました。子供の頃から賢く周りから褒められていた宇治原さんですが、内心は「なめてんのか」「できるに決まってるやん。あんたもできるやろ?なめてるのか?」と親やおばあちゃん、幼稚園の先生に思っていたそうです。ですが、あまりにもまわりの大人達が喜ぶので口には

出さなかったことや、お弁当を忘れた園児におかずを分けてあげる時に宇治原さんはあげなかったことや宇治原さんの幼少期の子供離れしたエピソードなどがあります。また、菅さんがお笑い芸人になろうと誘った時にすんなり承諾したことや、芸人になったときに京都大学出身だったらネタになるので、京都大学に行くように勧めたら本当に合格したしまうなどのエピソードもあります。

 

この本を読んで特に印象に残ったのは京大に合格するために実施した宇治原さんの独特の勉強方法です。まず最初に赤本(過去に出題された入試問題が載っている本)を解いて自分の力を把握して、次にその結果で年間のスケジュールを決めるというものでした。4~6月までは暗記問題、7月~9月は基本問題、10月~12月応用問題、1~2月は過去問をするというようにスケジュールを決めてから勉強をするというものでした。また、一日のタイムスケジュールも決めて京都大学に合格した人が1日10時間勉強していたと聞いて、11時間勉強できるようにスケジュールを組んだりととても実践的で理にかなっているなと思いました。科目別で勉強方法を変えたり、今勉強に取り組んでいる人にはとてもためになる本だとおもいます。他にもとても笑えるエピソードや参考にしたい勉強方法などあるので勉強の息抜きによんでみてはどうでしょうか?